のうだま―やる気の秘密 [単行本]
上大岡 トメ (著), 池谷 裕二 (著)
- 単行本: 159ページ
- 出版社: 幻冬舎 (2008/12)
- ISBN-10: 4344015959
- ISBN-13: 978-4344015951
- 発売日: 2008/12
- 商品の寸法: 21 x 14.8 x 1.8 cm
続けられないのは、脳があきっぽくできているから。
だから「やる気」を引き出すためには、脳をだませばいいのです。
では、どうやってだますのか。
それには脳の中の淡蒼球を動かさなければなりません。
自分の意志では動かせない淡蒼球を起動させるスイッチが4つあります。
これらのスイッチを誰でも簡単に気軽に発動させるコツがあります。
最新の脳研究を元に、続ける技術とやる気の秘密を解いた本ができました。
...とのこと.
著者それぞれのこれまでに書かれた著書も良かったので,読んでみた.
やる気,という精神論的なものを脳科学で論理的にその仕組みを
解明したもの.
脳は,そもそも飽きっぽくできている.
よって,三日坊主は当然.
# 確かに,入力されるさまざまな情報に対して,常に,新しい情報として
# 飽きることなく処理していたら,どんなに高度な処理をしても追いつかない.
脳はとてもだまされやすい.
これを利用して,自分の意思では動かせない淡蒼球を動かせばよい,とのこと.
そのスイッチは,B:体を動かす,E:いつもと違うことをする,R:ごほうび,
I:なりきる,というもの.
これを利用して,やる気を出し,繰り返すことで,最終的には,面倒くさい,と
いう気持ち自体がマンネリ化して消え,無意識で実行する習慣の輪が
出来上がる.
確かに,はじめは面倒くさいと思っていても,いざ実行してみたところ,
気づいたら集中していた,ということは良くある.
# 掃除でも,勉強でも.
よって,気が乗らなくても,とりあえず,体を動かしてみよう.
# 他の脳科学者も,体を動かす重要性を説いていたし.
「楽しいから笑う」「ヤル気が出たからヤル」ではなく,「笑うから楽しい」
「ヤルからヤル気が出た」...非常に奥が深い言葉だ.
覚えておこう.