Monday, September 07, 2009

数学物語

以下の本を読んだ.

数学物語
矢野 健太郎 (著)
  • 文庫: 213ページ
  • 出版社: 角川学芸出版; 新装版;改版版 (2008/04)
  • ISBN-10: 4043118023
  • ISBN-13: 978-4043118021
  • 発売日: 2008/04
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1 cm
動物には数がわかるのだろうか。
また、私たち人類の祖先はどのように数を数え、
その時、手足の指はどんな役割を果たしたのだろうか―。
エジプト、バビロニアにおける数字の誕生から、
「数学の神様」といわれたアルキメデス、
三角形の内角の和が180度であることを独力で発見したパスカル、
子供の頃は「落第ぼうず」と呼ばれたニュートンの功績など、
数学の発展の様子をやさしく解説。
数学の楽しさを伝え続けるロングセラー。
...とのこと.

角川文庫,夏の100冊に含まれていたこともあり,
読んでみた.
天才を中心とした,数学の歴史が分かりやすく書いてある.
# 漢字も少なめで,本当に,小中学生向けらしい.
理系でそれなりに知識を持っている人なら知っているような
内容.
しかしながら,非常に平易な内容で読みやすい.
難しい数式が出てくることもなく,数学の歴史,発展の
概略を知るには,ちょうどよい.
# 小さい頃から,このあたりに興味があれば,理系離れも
# 防げることだろう.
よいタイミングで,子どもに読ませれば,効果がありそうだ.
# そのタイミングは難しいが.

Sunday, September 06, 2009

「捨てる力」がストレスに勝つ

以下の本を読んだ.

「捨てる力」がストレスに勝つ
斎藤 茂太 (著)
  • 文庫: 276ページ
  • 出版社: 集英社 (2007/12/14)
  • ISBN-10: 408746248X
  • ISBN-13: 978-4087462487
  • 発売日: 2007/12/14
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 1.6 cm
ムダを捨てれば心は軽くなる
余計なプライド、肩書き、ミエ、劣等感から自由になり、
自信ある、気楽で健康な自分にシフトする79の「コツ」。
要らぬプライド、出世欲、嫉み、劣等感。
そんな私たちの心にストレスをためるものを捨てる力。
それは「心安らかに」「健康的に」「自分らしく」生きる力。
そして固いアタマを捨て「幸せになる力」。
自由で軽い心を取り戻す79のコツ。
前向き人生の達人・茂太先生のユーモア溢れる逆転の発想で、
自信あるあなたにシフト、これで人間関係もうまくいく。
...とのこと.

「捨てる」というとネガティブなイメージがあるが,
ポジティブな意味で「捨てる」を説いた本.
自分には,これしかない,ということを知るために
余計なものを捨てる,脱皮するために古い自分を捨てる,
強欲を捨てる,などなど,小さな「捨てる」の重要性が
ちりばめられている.
# 確かに,強欲で稼ぎまくって,大きな家に住んでも
# それだけで幸せにはなれないだろう.
うまく捨てて,自分を成長させよう.

Friday, September 04, 2009

認め上手

以下の本を読んだ.

認め上手 人を動かす53の知恵
太田 肇 (著)
  • 単行本: 219ページ
  • 出版社: 東洋経済新報社 (2009/6/11)
  • ISBN-10: 4492532587
  • ISBN-13: 978-4492532584
  • 発売日: 2009/6/11
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 2 cm
ほめ方、しかり方について書いた本が書店にあふれています。
しかし、はたしてそれでほんとうに自信がついたり、やる気が
でたりするでしょうか?
最近、上司が部下をほめるたびにシラけた空気が職場に
漂いはじめるといわれます。
ほめるのが逆効果となり、社員がやる気を失ったり離職したり
するケースもみられます。
それらは、ほめるという行為が、実は欺瞞(ぎまん)や作為と
隣り合わせだということを示しています。
相手をイルカやアシカのような「動物」レベルではなく、
人格と意志を備えた「人間」として尊重するなら、ほめるより
「認める」ことのほうが大切なのです。
認めることで長期的な有能感、自己効力感を高めれば、人は
自ら努力し、成長していきます。
本書では、どのように認めるか、かりにほめたりしかったり
する場合にはどこに気をつけなければならないか、そして
「認める制度」である表彰のポイントはどこにあるかについて、
最新の研究成果、国内外の先進的な企業の事例、職場の
エピソードをたくさん盛り込みながら、ハンドブック風に
仕上げています。
...とのこと.

タイトルに惹かれて読んでみた.
文字通り,人を認める本.
単にほめるのは動物レベルであり,人間的にほめるのであれば,
まず,認めることが大事とのスタンス.
具体的な認め方が書かれている.
# 日頃のコミュニケーションが大事,指導する立場に置いてみる,など.
amazon での評価も高いようだが,なぜか,私の胸には
あまり響かない内容であった.
# いわゆる会社の上司と部下には当てはまるのかな?
できる範囲で実践してみよう.