Tuesday, May 31, 2011

謎解きはディナーのあとで

以下の本を読んだ.

謎解きはディナーのあとで
東川 篤哉
  • 単行本: 256ページ
  • 出版社: 小学館 (2010/9/2)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 409386280X
  • ISBN-13: 978-4093862806
  • 発売日: 2010/9/2
  • 商品の寸法: 19.7 x 13.6 x 2.4 cm
執事とお嬢様刑事が、6つの事件を名推理!
ミステリ界に新たなヒーロー誕生!
主人公は、国立署の新米警部である宝生麗子ですが、
彼女と事件の話をするうちに真犯人を特定するのは、
なんと日本初!?の安楽椅子探偵、執事の影山です。
彼は、いくつもの企業を擁する世界的に有名な「宝生グループ」、
宝生家のお嬢様麗子のお抱え運転手です。
本当は、プロの探偵か野球選手になりたかったという影山は、
謎を解明しない麗子に時に容赦ない暴言を吐きながら、
事件の核心に迫っていきます。
本格ものの謎解きを満喫でき、ユーモアたっぷりのふたりの
掛け合いが楽しい連作ミステリです。
...とのこと.

本屋大賞を取ったこともあり,読んでみた.
非常に軽い作品.
# 良くも悪くも.
読みやすいので,小説初心者(?)にはおすすめできるかもしれない.
# だから,本屋大賞かな.
しかしながら,小説中級者以上には,少し物足りない気がする.

登場人物の設定も,誰かが考えつきそうなものとなっている.
それでも,各章での,登場人物の紹介の記述は気に入った.
軽い感じで,ドラマなどにしても面白いかな.

それにしても,執事が話を聞いて名推理をするのもすごいが,
それだけ克明に話をできるお嬢様もすごい.

Monday, May 30, 2011

7つの制約にしばられない生き方

以下の本を読んだ.

本田 直之
  • 単行本(ソフトカバー): 176ページ
  • 出版社: 大和書房 (2011/4/23)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4479793151
  • ISBN-13: 978-4479793151
  • 発売日: 2011/4/23
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 1.4 cm
なぜ、満員電車に乗るのか?なぜ、社会人はスーツにネクタイなのか?
なぜ毎朝決められた時間に会社に行かなければならないのか?―時間・
場所・働き方・人・思考・服装・お金。
大切とされるこの7つこそ、実は制約でした。
制約にしばられずに生きることのメリットは?
それを実現するための考え方は?必要なスキルは?やり方は?―。
...とのこと.

英語勉強法,なども書いている著者の作品につき読んでみた.
昔とは価値観が変わり,きちんと自分で考える必要がある.
そのためには,一度,すべての制約を外して考える必要がある.
やりたいことを具体的に定め,それを実現する方法を,メリット,
デメリットを含め,自分の頭で考える.
人から言われる前に,自分で考え,自分で動いた方が,やる気も出る.
自分で決めたからには,覚悟して,リスクを受け入れる必要がある.
他人を変えようとしてはいけない(自分で変わろうと思わないと変わらない)
ものは定期的に捨てる.

非常に興味深い話だ.
# でも,これから考え直すのは,結構大変...とか言っていたらダメだな.

Sunday, May 22, 2011

大局観

以下の本を読んだ.

大局観 自分と闘って負けない心 (角川oneテーマ21)
羽生 善治
  • 新書: 234ページ
  • 出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011/2/10)
  • ISBN-10: 9784047102767
  • ISBN-13: 978-4047102767
  • ASIN: 4047102768
  • 発売日: 2011/2/10
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1.8 cm
すべては決断から始まる。勝敗を左右する判断。直感と経験はどちらが正しいか。
現役最強の著者が勝負の哲学を徹底公開する決定版。大ベストセラー続編
考え抜いても結論がでなければ「好き嫌い」で決めていい。
年齢を重ねるごとに強くなる「大局観」の極意を公開。
60歳、70歳でも進化する勝負の法則、直感力・決断力・集中力を極める。
...とのこと.

羽生氏の近著につき,読んでみた.
他の本同様,読みの進化形である,大局観について書かれた本.
読みについては,最近のコンピュータ将棋もだいぶ精度が上がってきた.
しかしながら,この大局観については,まだ遠く及ばない.
将来的に,近づくことができるか非常に興味深い.

リスクを取らないことは最大のリスク,とはよく言ったものだ.
ミスは忘れる,次の1日は始まる.
毎日の練習,慣れによって,余裕が生まれる.
勝ちに不思議の勝ちあり,負けに不思議の負けなし
はたから見ればラッキーでも,実はさまざまなケースに備えている.

今後も読んでいこう.