Saturday, June 22, 2013

身のまわりのモノの技術

以下の本を読んだ.

雑学科学読本 身のまわりのモノの技術 (中経の文庫)
涌井 良幸 (著), 涌井 貞美 (著)

  • 文庫: 285ページ
  • 出版社: 中経出版 (2012/7/27)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 480614455X
  • ISBN-13: 978-4806144557
  • 発売日: 2012/7/27
  • 商品パッケージの寸法: 15 x 10.6 x 2 cm

身のまわりにある「便利なモノ」にはそれぞれ、「便利さの理由」があります。しかし、私たちはそれに気づかないまま生活していることがほとんどかもしれません。 しかし、便利なモノにあふれる日本に住む者として、「科学技術の結晶=便利なモノ」のしくみをザックリとでも把握しておきたいものです。 本書は、家電からハイテク機器、乗り物、さらには家庭用品まで、私たちが日頃よく使っているモノの技術に関する素朴な疑問を、図解とともにわかりやすく解説している「雑学科学読本」です。 ...とのこと.

何となく読んでみた. 身のまわりにあるモノを解説した本. 平易に書かれており,内容は理解しやすい. # その分,専門性に欠け,厳密性も低そうだが. 目から鱗,というほどの新しい発見はなかったが,改めていろいろと確認することができた. たまには,こういう本を読まなければいけないな.

Friday, June 21, 2013

海賊とよばれた男

以下の本を読んだ.

海賊とよばれた男 上
百田 尚樹

    (上)
  • 単行本: 386ページ
  • 出版社: 講談社 (2012/7/12)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062175649
  • ISBN-13: 978-4062175647
  • 発売日: 2012/7/12
  • 商品パッケージの寸法: 19 x 13.8 x 3 cm
    (下)
  • 単行本: 370ページ
  • 出版社: 講談社 (2012/7/12)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062175657
  • ISBN-13: 978-4062175654
  • 発売日: 2012/7/12
  • 商品パッケージの寸法: 19 x 13.8 x 2.8 cm

(上)
「歴史経済小説の最高傑作!」(西川善文・元三井住友銀行頭取」、「『宮本武蔵』、『竜馬がゆく』・・・・・・青春歴史小説の新たな”古典”」(末國善己・文芸評論家)--発売以来、激賞の声が止まない、百田尚樹氏の書き下ろし長編。物語は、敗戦の日から始まる。 「ならん、ひとりの馘首もならん!」--異端の石油会社「国岡商店」を率いる国岡鐵造は、戦争でなにもかもを失い残ったのは借金のみ。そのうえ大手石油会社から排斥され売る油もない。しかし国岡商店は社員ひとりたりとも解雇せず、旧海軍の残油浚いなどで糊口をしのぎながら、逞しく再生していく。20世紀の産業を興し、人を狂わせ、戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。その石油を武器に変えて世界と闘った男とは--出光興産の創業者・出光佐三をモデルにしたノンフィクション・ノベル、『永遠の0』の作者・百田尚樹氏畢生の大作その前編。
(下)
敵は七人の魔女(セブン・シスターズ)、待ち構えるのは英国海軍。敗戦後、日本の石油エネルギーを牛耳ったのは、巨大国際石油資本「メジャー」たちだった。日系石油会社はつぎつぎとメジャーに蹂躙される。一方、世界一の埋蔵量を誇る油田をメジャーのひとつアングロ・イラニアン社(現BP)に支配されていたイランは、国有化を宣言したため、国際的に孤立し、経済封鎖で追いつめられる。イギリスはペルシャ湾に軍艦を派遣。両国の緊張が走る一触即発の海域に向けて、一隻の日本のタンカー「日章丸」が極秘裏に神戸港から出港した――。世界を驚倒させた「日章丸事件」に材をとった、圧倒的感動の歴史経済小説、ここに完結。「この作品は『小説』という形をとっていますが、登場人物はすべて実在しました。そしてここに描かれた出来事は本当にあったことです。この奇跡のような英雄たちの物語が、一人でも多くの日本人に届くことを心から願っています」(百田尚樹) ...とのこと.

2013年本屋大賞を受賞したこともあり,読んでみた. 出光興産の創業者をモデルとした,冒険活劇? 斬首もタイムカードも定年もない,純国産の石油会社の物語. # 出光はそうだったんだな. 現代の日本においても,非常に興味深い内容であり,安倍晋三も読んでいるとか. 終戦後の日本から始まり,途中,その少し前の日本,満州での活躍が描かれる. その後,苦労して日本での復興を計り,海外の強敵を相手に純国産会社として, 石油で勝負する主人公が描かれる. 当該会社の社員は,非常に優秀で,他の会社員の何倍もの働きをしたらしい. それもこれも,昔から主人公が斬首,タイムカードなしで,社員を育ててきたからこそである. # 今の日本の会社にも見習わせたいものだ. # だからこそ,総理大臣も読んでいるのだな. 下巻においても,快進撃が続き,生涯を終える. 結構史実に忠実らしく,歴史小説としての完成度は高い. # 日本人魂も鼓舞される? # しかしながら,小説としては,少し一本調子すぎるかも? 出光を見る目が変わる一冊(二冊?)であった.