Thursday, March 22, 2007

みんなのためのルールブック

以下の本を読んだ.

みんなのためのルールブック ―あたりまえだけど、とても大切なこと
ロン・クラーク 亀井 よし子
  • 出版社: 草思社 (2004/10/21)
  • ISBN-10: 4794213522
  • ISBN-13: 978-4794213525
  • 商品の寸法: 17.6 x 13.8 x 1.8 cm
ベストセラー『あたりまえだけど、とても大切なこと』の子ども向け普及版です。
人を思いやる心、自分を大切にする心を育てる50のルールを、
小学校低学年でも読めるようにシンプルにして、総ルビをふりました。
礼儀やマナー、社会のルールを守ることがなぜ大切なのか、
親子でいっしょに考える本。
...とのこと.

だれかがすばらしいことをしたら拍手をしよう,何かをもらったら3秒以内に
お礼を言おう,など,当たり前のことだが,大人でも忘れがちな人間としての
ルールが書かれている.
意外な親切でびっくりさせよう,自分からごほうびをほしがってはいけない,
お世話になった人にはお礼を言おう,など子供にもしっかり教えていこう.

Tuesday, March 20, 2007

たぶん最後の御挨拶

以下の本を読んだ.

たぶん最後の御挨拶
東野 圭吾
  • 単行本: 273ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2007/01)
  • ISBN-10: 4163688102
  • ISBN-13: 978-4163688107
著者自らが言っている最後のエッセイ集.
作家が自分自身を表現する手段は小説のみである.
よって,エッセイを書いている暇があるなら小説を書け,と
いうことらしい.
作家のみならず,どんな職業においてもあてはまる,至極まっとうな
意見である.
# 実際に実践するのは難しい...

内容としては,生い立ちに始まり,自作の解説,映画化に関する話など
ファンならずとも非常に興味深いものであった.
それにしても,会社勤めを止めて作家になる際に,1年に3作品を書いて
これまでの年収と同等とまで考えていたのには驚いた.
しかも,そこまで考えた上で,実際に作家になるとは,なんとも
すごい覚悟である.
やはり,第一線で活躍するためには,これぐらいの覚悟が必要なのだと
改めて思った.
# たまたま賞をとり,その気になってしまう一発屋との違い.

教訓:作家を志さなくてよかった,見えない努力が大事.

Saturday, March 10, 2007

ポータブルDVDプレーヤー

以下の商品を購入した.

AXN5709TN [ポータブルDVDプレーヤー アナログテレビチューナー同梱]
axion(長瀬産業)

7インチワイドカラー液晶ディスプレイを搭載したポータブルDVDプレーヤー.
ACアダプター,シガーソケットアダプター,そして,バッテリーも内蔵されている.
そのため,ケーブルレスでの視聴も可能.
さらに,アナログチューナーも付属しており,アナログ放送を視聴することも
できる.
# 地デジチューナーは高価だったので残念ながらパス.
いろいろと,不十分な点があるが,値段を考慮すると十分なパフォーマンスで
あろう.
# 電源を入れたまま充電できない,4:3 と 16:9 の画面切り替えができない,等
# もうちょっと高いバージョンではできるようだが.

# これで,長期の入院にも耐えられるかな.

Thursday, March 08, 2007

社会的ジレンマ

以下の本を読んだ.
# 兄のブログにあったので,なんとなく.

社会的ジレンマ―「環境破壊」から「いじめ」まで
山岸 俊男
  • 単行本(ソフトカバー): 227ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2000/06)
  • ISBN-10: 4569611745
  • ISBN-13: 978-4569611747
違法駐車、いじめ、環境破壊等々、「自分一人ぐらいは」という心理が集団全体に
とっての不利益を引き起こす社会的ジレンマ問題。
数々の実験から、人間は常 に「利己的」で「かしこい」行動をとるわけではなく、
多くの場合、「みんながするなら」という原理で動くことが分かってきた。
この「みんなが」原理こそ、 人間が社会環境に適応するために進化させた
「本当のかしこさ」ではないかと著者は考える。
これからの社会や教育を考える上で重要なヒントを与えてくれるユ ニークな論考。

なんとなく感覚的に分かっていることが,活字として説明されている.
# とはいえ,ある程度実験結果もあり,それなりに証明されている...
# のだが,条件付の実験ばかりで説得力に欠ける.
# いかにも文系的な内容...別に悪いわけではないが.
囚人のジレンマやアメとムチ,コミットメント問題,4枚カード問題,限界質量などが
分かりやすく説明されている.
# 別名,「みんなが」原理,「えびで鯛」の原理,など.
# ちなみに,最近の若い人は鯛よりもえびを好む傾向にあるため,
# えびの方が高級であると判断し,このことわざが成立しないんだとか.
感情でコミットメント問題が解消できるとか,アメとムチの麻薬性とか,
ウランの核反応に利用される限界質量の話などは,非常に興味深い.

でも,やっぱり,社会的ジレンマの本質的な解決策は示されていない...

Wednesday, March 07, 2007

コマ大数学科特別集中講座

以下の本を読んだ.

コマ大数学科特別集中講座
ビート たけし 竹内 薫
  • 単行本(ソフトカバー): 155ページ
  • 出版社: 扶桑社 (2006/12/27)
  • ISBN-10: 4594052835
  • ISBN-13: 978-4594052836
「たけしのコマネチ大学数学科」(フジテレビ・毎週木曜25時15分~)から
生まれた副読本。
「違う道を選ぶなら数学家になりたかった」という世界のビートたけしと、
ベストセラー『99.9%は仮説』の著者・竹内薫先生とが、数学的考え方や
魅力について対談。
その他、番組で紹介された問題なども再録。

フジテレビの深夜に放送されている番組の副読本.
いくつか実際に番組で出題された問題とその内容が紹介されており,
番組を観たい衝動に強く駆られる.
# 残念ながら,ここでは観ることができない.
# でも,岩手めんこいテレビでは,最初の方はフジと同時に
# 放送していたらしい...観ておけばよかった.
対談内容も非常にまともなものである.
たけしの頭の良さはだいぶ周知のことではあるが,これほどまでに数学が
好きだとは知らなかった.
# やはり,あれだけの映画を製作するためには,論理的な思考力が
# 必要不可欠といったところか.
紹介されている問題も非常に興味深く,少し,数学の本を読んでみようと
思った.

論理的な思考能力を高めるために,数学は必須の学問である,と
改めて認識した.