Sunday, April 13, 2008

裁判員制度の正体

以下の本を読んだ.

裁判員制度の正体 (講談社現代新書)
西野 喜一
  • 単行本: 232ページ
  • 出版社: 講談社 (2007/8/17)
  • ISBN-10: 4062879034
  • ISBN-13: 978-4062879033
  • 発売日: 2007/8/17
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 0.8 cm
若干,研究との兼ね合いもあり,読んでみた.
読めば読むほど,裁判員制度の実現が困難であることを
思い知らされる内容になっている.
裁判員制度の仕組みの説明もなされてはいるが,それよりも
その成立過程について,詳しい.
賛成派と反対派の妥協案の産物であることから,参審制,陪審制と
比べて,いかに中途半端な制度であるかが,述べられている.
一般の国民が裁判員になることのデメリットが多く書かれており,
また,この 兵役 を逃れる術も書かれている.
実際,これを実行すれば,裁判員を引き受けることにはならなそうだ.
しかしながら,研究との兼ね合いもあり,若干,裁判員がどんなものかを
経験することにも興味がある.
# ...やっぱり危険かな...
裁判員制度は,2009年5月21日から実施されることが正式に
決まったようだが,後にひどい制度として,各国からの嘲笑を
かわないことを願う.
# その前に,きちんと実施できるのだろうか?

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