Thursday, October 02, 2008

刑事と民事

以下の本を読んだ.

刑事と民事―こっそり知りたい裁判・法律の超基礎知識
元榮 太一郎
  • 新書: 190ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2008/05)
  • ISBN-10: 4344980859
  • ISBN-13: 978-4344980853
  • 発売日: 2008/05
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.8 cm
研究の兼ね合いもあり,読んでみた.
知っているようで,曖昧な,刑事と民事について書かれた本.
かなり基本的な内容だが,いろいろと新しい発見もあった.

検察官の仕事はほとんどが刑事,これに対して,弁護士はもちろん
いわゆる刑事の仕事も,刑事以外のものが結構多い.
刑法(民法)は刑事法(民事法)の一つにすぎない.
軽微な刑事事件に対する行政上の責任
民事訴訟では,原告,被告,双方が認めれば,なんでも争点になる.
権利の上に眠る者は救われず.
推定無罪の原則は,刑事手続き上の原則であり,民事には通用しない.
刑事でシロ,民事でクロのように,無罪と無実は同じではない.
不法な原因のために給付をした者は,その給付したものの返還を
請求することができない.
司法制度改革により法曹人口が増えると,弁護士同士の競争も激しくなる.
などなど.

賢く利用しよう.

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