Sunday, July 11, 2010

真昼なのに昏い部屋

以下の本を読んだ.

真昼なのに昏い部屋
江國 香織
  • 単行本: 210ページ
  • 出版社: 講談社 (2010/3/25)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062161052
  • ISBN-13: 978-4062161053
  • 発売日: 2010/3/25
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.2 x 2.6 cm
会社社長の夫・浩さんと、まるで軍艦のような広い家に暮らす美弥子さんは、
家事もしっかりこなし、「自分がきちんとしていると思えることが好き」な主婦。
大学の先生でアメリカ人のジョーンズさんは、純粋な美弥子さんに心ひかれ、
二人は一緒に近所のフィールドワークに出かけるようになる。
時を忘れる楽しいおしゃべり、名残惜しい別れ際に始まり、
ふと気がつくとジョーンズさんのことばかり考えている美弥子さんがいた―。
...とのこと.

それなりの話題作につき,読んでみた.
江國 香織の意欲作とのこと.
家事をしっかりこなす普通(?)の主婦が,近所のアメリカ人と出会い,
転落の末,世界の外に出て,真理を見つける物語.
アメリカ人は,大学に非常勤で勤めており,町中を散策するフィールドワークを
趣味とする.
主婦は,これにつきあうことになり,徐々に,2人の距離が縮まっていく.
# 銭湯に行ったりするのがターニングポイントかな.
最後の方で,述べられているように,2人で散策する姿は,たとえ何ら
やましいことがないとしても,近所では目立つに違いない.
# 本人にとっては盲目か.
そのうち,転落し,世界の外に出ることになる.
夫は,さぞかし意味が分からないことだろう.
# これに対して,アメリカ人のフワフワした感じはいったい...
これが,新しい江國ワールドか.
# あまり興味がないかな.

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