Wednesday, November 10, 2010

マリアビートル

以下の本を読んだ.

マリアビートル
伊坂 幸太郎
  • 単行本: 465ページ
  • 出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010/9/23)
  • ISBN-10: 4048741055
  • ISBN-13: 978-4048741057
  • 発売日: 2010/9/23
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.6 cm
元殺し屋の「木村」は、幼い息子に重傷を負わせた相手に復讐するため、
東京発盛岡行きの東北新幹線“はやて”に乗り込む。狡猾な中学生「王子」。
腕利きの二人組「蜜柑」&「檸檬」。ツキのない殺し屋「七尾」。
彼らもそれぞれの思惑のもとに同じ新幹線に乗り込み―物騒な奴らが
再びやって来た。
『グラスホッパー』に続く、殺し屋たちの狂想曲。3年ぶりの書き下ろし長編。
...とのこと.

伊坂氏,久々の書き下ろしにつき,迷うことなく読んでみた.
グラスホッパーに続く,殺し屋の話.

殺し屋の話だが,殺し屋ではない人物も登場.
元殺し屋の木村,その親,親戚の繁とあさがお,蜜柑と檸檬,中学生の王子,
ツキのない天道虫らが活躍.
# 塾講師の鈴木も

蜜柑と檸檬の関係には泣かされた.
# トーマス君のシール,コインロッカーの件など.
# なかなかいい関係であった.

他にも,スーパーマーケットの抽選券,暴発する拳銃,キャッシュカード,
へび,電光掲示板,など,
以前の伊坂氏であれば,間違いなく伏線となるであろう仕掛けが満載.
# そこをあえてしないところが,今の伊坂氏.

# ところで,鈴木,あさがお,スズメバチ,は,あの,鈴木とあさがおと
# スズメバチだな.

相変わらず,面白い作品であった.
はやてに乗ったら,ゴミ箱の横を確認してみよう.

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