とんでもなく役に立つ数学
西成活裕
- 単行本(ソフトカバー): 272ページ
- 出版社: 朝日出版社 (2011/3/19)
- 言語 日本語
- ISBN-10: 4255005753
- ISBN-13: 978-4255005751
- 発売日: 2011/3/19
- 商品の寸法: 18.6 x 12.8 x 2.6 cm
本書は、「数学で世界をより良くしたい」と本気で考え、
実際に取り組んでいる東大教授・西成活裕が、高校生とともに、
数学を使って世の中の問題を解決していこうと、アイディアを
展開していく4日間の授業を収録したものです。
スローモーションで未来を予測する、人間の複雑な行動を
シミュレーションする、身の回りのイライラ渋滞、
人間関係のトラブル、300万人メッカ巡礼の事故に立ち向かう--、
そんな"教科書からリアルな世界へ飛び出した、数学の世界"をご案内します。
楽しくイメージをつかめる、大事なことだけ頭に残る解説。
公式が大事、無機質で機械的......そんな数学のイメージがガラリと変わります。
未来予測、人間関係のトラブル、イライラする大渋滞、
そして新しい経済のかたちまで―「その問題、数学で乗り越えられます。」
教科書からリアルな世界へ。
わかりやすくて、誰でも使える!“渋滞学者”が高校生に語る、
まったく新しい数学との付き合い方。
...とのこと.
「渋滞学」を生み出した著者でもあり,なんとなく読んでみた.
数学を高校生にも分かるように説いた本.
難しいことを難しく説明するのは簡単だが,難しいことを
簡単に説明するのは難しい,を地でいく本.
大学以上の難しい数学を高校生にも分かるように説明している.
数学の根底にある部分もうまく表現している.
# 公式は忘れても考え方を忘れない,ということ.
文章自体は稚拙であるが,ちょっと読んだだけで,頭のよさを
感じさせる.
# 著者は本当の天才だな.
# ふつうに見るとひねくれているとしか取られないだろう.
# よって,学生時代,特に若い頃には苦労したらしい.
理論の実現化には流れがある.
数学 -> 物理 -> 工学 -> 実社会
何かに使えるかな.