首折り男のための協奏曲
伊坂 幸太郎
- 単行本: 315ページ
- 出版社: 新潮社 (2014/1/31)
- 言語: 日本語
- ISBN-10: 410459606X
- ISBN-13: 978-4104596065
- 発売日: 2014/1/31
- 商品パッケージの寸法: 19.2 x 13.2 x 3 cm
首折り男は首を折り、黒澤は物を盗み、小説家は物語を紡ぎ、あなたはこの本を貪り読む。胸元えぐる豪速球から消える魔球まで、出し惜しみなく投じられた「ネタ」の数々! 「首折り男」に驚嘆し、「恋」に惑って「怪談」に震え「合コン」では泣き笑い。黒澤を「悪意」が襲い、「クワガタ」は覗き見され、父は子のため「復讐者」になる。技巧と趣向が奇跡的に融合した七つの物語を収める、贅沢すぎる連作集。 「首折り男」に度肝を抜かれ、「初恋」に惑って「怪談」に震え、「昆虫」は覗き見され、「合コン」では泣き笑い。「悪意」が黒澤を襲い、父は子のため「復讐者」となる―全7編、胸元えぐる豪速球から消える魔球まで出し惜しみなく投じられた「ネタ」のアンサンブル! ...とのこと.
言わずと知れた伊坂氏の近著につき,読んでみた. あとがきに筆者自身が書いているとおり,首折り男から始まり,泥棒の話を経由して,また,首折り男に緩やかに繋がる(?)物語. # つながりが緩やかなので,それぞれ短編として読んだ方がよいか. このつながり感を出せるのはさすが筆者ならでは. 首折り男とは,首が回らない,骨折り損などから来ている模様. # 予想通りだな. 時系列が逆となるしかけもある. 最後の合コンの話も,新しい試みかな. 天誅とは,神様がたまたま隣の部屋の仕事に飽きて,のぞきに来たことにより引き起こされる. # でも,やっぱり,強いつながりを持った作品を読みたいかな...
No comments:
Post a Comment