Thursday, November 06, 2008

ガリレオの苦悩

以下の本を読んだ.

ガリレオの苦悩[単行本] 
東野 圭吾
  • 単行本: 344ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2008/10/23)
  • ISBN-10: 4163276203
  • ISBN-13: 978-4163276205
  • 発売日: 2008/10/23
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 2.6 cm
「悪魔の手」と名乗る者から、警察と湯川に挑戦状が届く。
事故に見せかけて殺人を犯しているという彼に、天才科学者・
湯川が立ち向かう 。...とのこと.

言わずと知れた東野氏の新作.
# というよりも,もうすでに,テレビ,映画で,ガリレオシリーズとしての
# 方が有名か.
2作同時刊行の1つであり,5つの短編からなる.
# 第1章 落下る,第2章 操縦る,第3章 密室る,第4章 指標す,
# 第5章 攪乱す

第1章に,新人刑事内海薫がはじめて登場する.
# この時点で,柴咲コウ の顔しか浮かばなくなる.
# 同様に,湯川学 についても,福山雅治の顔しか思い浮かばない.
# 探偵ガリレオ,予知夢を読んでいたときは,福山雅治とは
# 似ても似つかないイメージを持っていたはずだが.
# 当然,容疑者xの献身でも... と,いうか,容疑者x は,まったく,
# 湯川学は主人公ではないだろ,というツッコミはいたるところで
# 起こっていることだろう.
# ドラマ化の良し悪しを端的に表している例だ.

第1章,第2章は,先日,テレビ放送されていたものの原作のようだ.
各章に,工学出身の作者らしい,相変わらずの巧みなトリックが登場する.
それにも関わらず,各物語が,そのトリック一辺倒になっていないところが
素晴らしい.
# このあたりは,予知夢に近い感じか.
# でも前作2つを組み合わせて,さらに発展させた感じ.
# 作者のポテンシャルの高さを感じさせる.

今後も読み続けよう.
# 相変わらず,創作のテンポが速い作者だ.

No comments: