Thursday, September 23, 2010

プラチナデータ

以下の本を読んだ.

プラチナデータ
東野 圭吾
  • 単行本: 431ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2010/7/1)
  • ISBN-10: 4344018478
  • ISBN-13: 978-4344018471
  • 発売日: 2010/7/1
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 3.4 cm
犯罪防止を目的としたDNA法案が国会で可決し、検挙率が飛躍的に
上がるなか、科学捜査を嘲笑うかのような連続殺人事件が発生した。
警察の捜査は難航を極め、警察庁特殊解析研究所の神楽龍平が操る
DNA捜査システムの検索結果は「NOT FOUND」。
犯人はこの世に存在しないのか?
時を同じくして、システムの開発者までが殺害される。
現場に残された毛髪から解析された結果は…「RYUHEI KAGURA 適合率99.99%」。
犯人は、神楽自身であることを示していた―。
確信は疑念に、追う者は追われる者に。
すべての謎は、DNAが解決する。
数々の名作を生み出してきた著者が、究極の謎「人間の心」に迫る。
...とのこと.

言わずとしれた著者の作品につき,読んでみた.
著者にしては,若干,軽いタッチの作品.
# 軽いといっても,DNAを用いた捜査システムが実現したら大変なことだが.
コンピュータ技師,神楽を軸とした物語.
陶芸家の父を持ち,そのトラウマから,二重人格者になっている.
この治療を行っているが,この辺りがキーポイントとなる.
天才,蓼科兄弟(正確には妹の方)により作成されたDNA解析システム.
そのプラチナデータ(通常では読めない,秘密のデータ)を解析するモーグル.
DNA解析システムは,その容姿や血縁関係まで解析できるらしい.
# ほんとにできるのかな?ちょっと無理な気が...
電気トリッパーなどのアイテムが花を添える.
でも,結末は若干,予想できたかな.
それなりに楽しめる作品ではあった.

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