Saturday, April 23, 2011

漂砂のうたう

以下の本を読んだ.

漂砂のうたう
木内 昇
  • ハードカバー: 297ページ
  • 出版社: 集英社 (2010/9/24)
  • 言語 日本語, 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 9784087713732
  • ISBN-13: 978-4087713732
  • ASIN: 4087713733
  • 発売日: 2010/9/24
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.8 cm
江戸から明治に変わり十年。御家人の次男坊だった定九郎は、
御一新によってすべてを失い、根津遊廓の美仙楼に流れ着いた。
身を入れずに立番(客引き)をする定九郎とは対照的に、
廓の仕事に心血を注ぐ龍造。
その気品と賢さで美仙楼で一番の人気を誇る花魁・小野菊。
定九郎につきまとってくる、三遊亭圓朝の弟子・ポン太。
谷底に生きる男と女の人間模様を見事に描き出す傑作長編。
...とのこと.

直木賞受賞作につき,読んでみた.
明治初期における,江戸時代からの変革に戸惑う
人間模様を描いている(?)

序盤は,時代背景が分からず,だいぶ物語に入っていきにくかったが,
時代背景がつかめ,後半の内容には,引き込まれる部分もあった.

田舎の遊郭が主な舞台.元武士が主人公.
立ち番の先輩,遊女たち,ポン太がからみ,物語が進む.
# 最終的には,やはり,ポン太が鍵を握る.

濃厚な作品であった.
# 難しくて,飲み込めていない部分も多いが,もう一度読む気はないかな.

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