漂砂のうたう
木内 昇
- ハードカバー: 297ページ
- 出版社: 集英社 (2010/9/24)
- 言語 日本語, 日本語, 日本語
- ISBN-10: 9784087713732
- ISBN-13: 978-4087713732
- ASIN: 4087713733
- 発売日: 2010/9/24
- 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.8 cm
御一新によってすべてを失い、根津遊廓の美仙楼に流れ着いた。
身を入れずに立番(客引き)をする定九郎とは対照的に、
廓の仕事に心血を注ぐ龍造。
その気品と賢さで美仙楼で一番の人気を誇る花魁・小野菊。
定九郎につきまとってくる、三遊亭圓朝の弟子・ポン太。
谷底に生きる男と女の人間模様を見事に描き出す傑作長編。
...とのこと.
直木賞受賞作につき,読んでみた.
明治初期における,江戸時代からの変革に戸惑う
人間模様を描いている(?)
序盤は,時代背景が分からず,だいぶ物語に入っていきにくかったが,
時代背景がつかめ,後半の内容には,引き込まれる部分もあった.
田舎の遊郭が主な舞台.元武士が主人公.
立ち番の先輩,遊女たち,ポン太がからみ,物語が進む.
# 最終的には,やはり,ポン太が鍵を握る.
濃厚な作品であった.
# 難しくて,飲み込めていない部分も多いが,もう一度読む気はないかな.
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