盤上の夜 (創元日本SF叢書)
宮内 悠介
- 単行本: 283ページ
- 出版社: 東京創元社 (2012/3/22)
- 言語 日本語
- ISBN-10: 4488018157
- ISBN-13: 978-4488018153
- 発売日: 2012/3/22
- 商品の寸法: 19 x 13.4 x 2.6 cm
囲碁、チェッカー、麻雀、将棋、古代チェス……対局の果てに、人知を超えるものが現出する。一人のジャーナリストが語る清新なSF連作。第1回創元SF短編賞山田正紀賞。 相田と由宇は、出会わないほうがいい二人だったのではないか。彼女は四肢を失い、囲碁盤を感覚器とするようになった―若き女流棋士の栄光をつづり、第一回創元SF短編賞で山田正紀賞を贈られた表題作にはじまる全六編。同じジャーナリストを語り手にして紡がれる、盤上遊戯、卓上遊戯をめぐる数々の奇蹟の物語。囲碁、チェッカー、麻雀、古代チェス、将棋…対局の果てに、人知を超えたものが現出する。二〇一〇年代を牽引する新しい波。 ...とのこと.
ボードゲームを題材としており,何となく読んでみた. 囲碁,チェッカー,麻雀,チャトランガ,将棋,囲碁,それぞれを題材とした物語. # よく見たら囲碁だけ2つあったな. 最初の囲碁の話では,手足を失い,盤面を触覚として関知できる女性が登場. 囲碁で強くなるために,触覚を鍛えるべく,多くの言葉,外国語を勉強する. # 興味深い話だな. チェッカーの話では,双方が最善を尽くした場合,必ず引き分けになる,と結論が出た後での,無敵のチャンピオンに焦点が当てられている. チェスにおいては,人間のチャンピオンにコンピュータが何とか勝った. しかし,チェッカーのように,完全に計算されたわけではない. よって,チェスのチャンピオンはまだいいとして,チェッカーのチャンピオンは... チャトランガ以降の話も斬新だ. # 斬新すぎて飲み込みきれない部分もあるが. 今後に期待.
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