Sunday, September 09, 2012

虚像の道化師 ガリレオ 7

以下の本を読んだ.

虚像の道化師 ガリレオ 7
東野 圭吾

  • 単行本: 280ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2012/8/10)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4163815708
  • ISBN-13: 978-4163815701
  • 発売日: 2012/8/10
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 2 cm

東野圭吾の代表作、「ガリレオシリーズ」の最新短編集。 ビル5階にある新興宗教の道場から、信者の男が転落死した。その場にいた者たちは、男が何かから逃れるように勝手に窓から飛び降りたと証言し、教祖は相手に指一本触れないものの、自分が強い念を送って男を落としてしまったと自首してきた。教祖の“念”は本物なのか? 湯川は教団に赴きからくりを見破る(「幻惑(まどわ)す」)。突然暴れだした男を取り押さえようとして草薙が刺された。逮捕された男は幻聴のせいだと供述した。そして男が勤める会社では、ノイローゼ気味だった部長が少し前に自殺し、また幻聴に悩む女子社員もいた。幻聴の正体は――(「心聴(きこえ)る」)。大学時代の友人の結婚式のために、山中のリゾートホテルにやって来た湯川と草薙。その日は天候が荒れて道が崩れ、麓の町との行き来が出来なくなる。ところがホテルからさらに奥に行った別荘で、夫婦が殺されていると通報が入る。草薙は現場に入るが、草薙が撮影した現場写真を見た湯川は、事件のおかしな点に気づく(「偽装(よそお)う」)。劇団の演出家が殺された。凶器は芝居で使う予定だったナイフ。だが劇団の関係者にはみなアリバイがあった。湯川は、残された凶器の不可解さに着目する(「演技(えんじ)る」)。 読み応え充分の4作を収録。湯川のクールでスマートな推理が光る、ガリレオ短編集第4弾。 ...とのこと.

言わずと知れた東野氏の,これまた,言わずと知れたガリレオシリーズ最新作につき,読んでみた. 4編の短編からなる. 相変わらず,各作品のタイトルが秀逸. 後半に行くにつれ,科学的な側面が薄くなっているのが玉に瑕. # 作品としてはおもしろいし,問題ないが,ガリレオシリーズとしては,がんばってもらいたい. 今後にも期待. # ガリレオ8が出ることもすでに決まっているのだな.

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