Monday, September 03, 2007

予知夢

以下の本を読んだ.

予知夢 (文春文庫)

東野 圭吾
  • 出版社: 文藝春秋 (2003/08)
  • ISBN-10: 4167110083
  • ISBN-13: 978-4167110086
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm
本書は「探偵ガリレオ」シリーズ2作目。
帝都大学理工学部物理学科助教授、探偵ガリレオこと湯川学が、
摩訶不思議な事件を論理的に解決していく、本格推理短編集である。

素封家の屋敷に侵入者があった。
犯人は27歳の青年。2階で眠っていた娘を襲おうとしたらしい。
逮捕された犯人は、17年前、その少女と結婚する夢を見たという。
夢に現れた少女が現実に存在するとは? 予知夢はあるのか?

ロマンチックにも感じられる第1章「夢想る(ゆめみる)」をはじめ、
「霊視る(みえる)」「騒霊ぐ(さわぐ)」「絞殺る(しめる)」「予知る(しる)」 の、
全5作が収録されている。
軽快な文章の中に凝縮された、オカルチックな題材と巧妙なトリック、
明晰な推理と確固たる論理。
本書はたぐい稀なるストー リーテラーである著者の技を堪能できる
作品といえよう。(冷水修子)...とのこと.
# 長かった...

湯川学シリーズ第2弾.
前作よりも,科学的な側面は弱くなっているが,その分,文学的な
伏線は強調されている.
# 私としては,前作よりもこちらのほうが好み.
事件の裏の裏をかく作風には脱帽である.
また,相変わらず,というか,前作以上にタイトルのつけ方もパワーアップ.
# ほとんど,そのままでは読めない.
読んでいて,楽しい作品である.
ぜひとも,この物理学者には,長編にも登場してもらいたいものだ.
# 一応,容疑者x には登場するが,もっとメインで起用してもらいたい.

とりあえず,湯川学シリーズは読み終えた.
ドラマも楽しみにしよう.

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