あなたはコンピュータを理解していますか? 10年後、20年後まで必ず役立つ根っこの部分がきっちりわかる! [新書]
著者: 梅津 信幸 (著)
- 新書: 248ページ
- 出版社: ソフトバンク クリエイティブ (2007/3/16)
- ISBN-10: 4797339497
- ISBN-13: 978-4797339499
- 発売日: 2007/3/16
- 商品の寸法: 17.2 x 11.4 x 2.4 cm
「メモリ階層と参照の局所性」「インタフェース」など、
情報科学の基礎的な概念を、インスタント味噌汁や
油田のパイプライン、ダンボールで作った自動販売機もどきや
蓄音機、人生ゲームをする神様、カースト制度のピラミッドや
動き回るお坊ちゃまなど、高度な概念を実にふざけた文体と、
とんでもないたとえ話で絶妙に説明します。
一見すると、なんの関係性もなさそうなこれらの目次と、
コンピュータとの間に共通する本質を描き出すことで、
コンピュータと人間との距離をはっきりさせること、
これが本書のゴールとなっています。
それ以上に、
「科学的に考えを進めていくこと」の大切さ
について書かれた読み物として楽しめます。
...とのこと.
結構難しいことを,簡単に説明している本.
例え話がふんだんに登場し,内容の理解に大いに
役立っている.
# でも,エントロピーの塩のたとえは,ちょっと,
# 腑に落ちないかも...
また,自分が常々考えていることと,著者の考えが一致する
ところが多く,非常に共感できる.
機械においては,自然界とは異なる合理的な方法により,
同じことを実現している.
# 飛行機,自動車,etc.
難しいことを難しく説明するのは簡単だが,難しいことを
簡単に説明するのは難しい.
理解するとは,ある物事をさまざまな角度,レベルで
捕らえることである.
# 例え話に集約してみたり,格言などのように一般化してみたり.
これができないのは,理解が足りない証拠である.
内容とともに教訓として,今後の講義にも活かそう.
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