廃墟に乞う
佐々木 譲
- 単行本: 320ページ
- 出版社: 文藝春秋 (2009/7/15)
- ISBN-10: 4163283307
- ISBN-13: 978-4163283302
- 発売日: 2009/7/15
- 商品の寸法: 19 x 13.8 x 2.4 cm
殺された。
心の痛手を癒すため休職中の仙道は、犯人の故郷である北海道の
旧炭鉱町へ向かう。
犯人と捜査員、二人の傷ついた心が響きあう、そのとき…。
感激、感動の連作小説集。
...とのこと.
直木賞受賞作.
著書は北海道出身であり,警察小説(道警)の作品を書いており,
本作もその一つ(らしい).
北海道が舞台となっており,随所に,懐かしい地名などが
盛り込まれており,興味深い.
# 表題作の舞台は,栗沢あたりか.
6つの短編から構成される.
心の痛手を癒すため休職中であり,その原因は,後半で
明らかになる.
非常に文章がうまく,情景が細部にわたって分かりやすい.
警察の状況もよくつかめ,完成度が高い.
しかし,その分,若干の物足りなさも感じるのは気のせいか.
表題作も確かに面白いが,この作品だけでは直木賞としては,
物足りないような気がする.
# 他の作品も含めると,受賞に足る?
いずれにしても,読了後も余韻が残り,満足できる作品であった.
# 当然,1つの結論に行き当たるが,その結論を全部書かず,
# 著者の判断にゆだねているのが○
道警を扱った,前著も読んでみよう.
非常に文章がうまく,情景が細部にわたって分かりやすい.
警察の状況もよくつかめ,完成度が高い.
しかし,その分,若干の物足りなさも感じるのは気のせいか.
表題作も確かに面白いが,この作品だけでは直木賞としては,
物足りないような気がする.
# 他の作品も含めると,受賞に足る?
いずれにしても,読了後も余韻が残り,満足できる作品であった.
# 当然,1つの結論に行き当たるが,その結論を全部書かず,
# 著者の判断にゆだねているのが○
道警を扱った,前著も読んでみよう.
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