Monday, May 24, 2010

さまよう刃

以下の本を読んだ.

さまよう刃 (角川文庫)
東野 圭吾
  • 文庫: 499ページ
  • 出版社: 角川グループパブリッシング (2008/5/24)
  • ISBN-10: 4043718063
  • ISBN-13: 978-4043718061
  • 発売日: 2008/5/24
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.4 cm
長峰の一人娘・絵摩の死体が荒川から発見された。
花火大会の帰りに、未成年の少年グループによって蹂躪された末の遺棄だった。
謎の密告電話によって犯人を知った長峰は、突き動かされるように
娘の復讐に乗り出した。
犯人の一人を殺害し、さらに逃走する父親を、警察とマスコミが追う。
正義とは何か。誰が犯人を裁くのか。
世論を巻き込み、事件は予想外の結末を迎える―。
重く哀しいテーマに挑んだ、心を揺さぶる傑作長編。
...とのこと.

何とはなしに,著者の作品で,文庫化されていたので読んでみた.
遺族の復讐,少年犯罪がテーマとなっており,非常に重い内容だが,
引き込まれ,あっという間に読み終えた.
# ほんとは,もっと,ゆっくり,時間をかけて読む予定だったが.

主人公である父親の一人娘が,少年の犯罪に巻き込まれる,衝撃の内容.
密告電話により犯人を知った父親が,復讐に乗り出す.
父親自体も警察に追われているが,自らの手により復讐を果たすべく,
犯人を追う.
途中,女性の手助けもあり,あと一歩のところまで犯人に迫るも,
最終的には...
非常に悲しい結末ではあるが,法治国家,日本ではこれで正しいとも
考えられる.
最後の電話の件は,お決まりのオチか.

社会派の考えさせられる内容であったが,おもしろかった.
同著者の作品は,引き続き読んでいこう.

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