Tuesday, February 01, 2011

結果を出し続けるために

以下の本を読んだ.

結果を出し続けるために (ツキ、プレッシャー、ミスを味方にする法則)
羽生 善治
  • 単行本(ソフトカバー): 216ページ
  • 出版社: 日本実業出版社 (2010/11/26)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4534047789
  • ISBN-13: 978-4534047786
  • 発売日: 2010/11/26
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 2 cm
人は、普通に続けられることしか続かない。
思考を進化・深化させるために大切な3つのこと。
変化が激しい時代の実力の磨き方。
...とのこと.
# 詳細は後述.

羽生氏の近著につき,読んでみた.
ツキ,プレッシャー,ミスを,結果を左右する大きな
要素として解説している.

しかし,その前に第1章として,努力を結果に結びつけるために,
題されて,書かれている内容も興味深い.
客観的な視点で不調を見分ける,人から言われた言葉の感じ方,
もう一息の努力が結果につながる,など.

●ツキ
次の一手は,直感,読み,大局観
# 経験により大局観は増す.
最後は,玲瓏な状態で主観に頼る.
知識を知恵に高めるには,自分の頭で考えるしかない.

●プレッシャー
リラックス,楽しむ,集中
プレッシャーは八合目まで来ている証拠
起こった感情を直接表現せず,ワンクッション入れる.
結果を100%受け止めてから次に進む.# これが結構難しいわけだが.
結果より大事なのは,自分にとっての価値

●ミス
大きなミス,盲点に入ったミスは忘却する.
ミスへの対処は,現在に集中 # 過去を振り返るのは終わった後
反省はしても後悔はしない.
変化は必要だが,ギャンブルはしない.# 特に不利な時
苦手なものは必ずついて回る # 苦手を避けるな!
覚悟を持って,リスクを取る.
# リスクを取らないと前に進めない.10年後に正しい保証はない.
# 無謀すぎないように,小出しで取る,失敗の覚悟を持つ,
# 結果だけでなく納得できる,時代や環境も考慮

最後に,自ら変化を生み出し,流れに乗っていくために.
自分が属している環境は大事.
人は,普通に続けられることしか続けられない.
# 非常に奥が深い言葉だ.胸に刻もう.
一人一人の影響力は想像以上に大きい.
情報や知識は自分で料理,現在進行形の充実感.

などなど,心の支えにしよう.

以下,詳細.
◇頂点を極めて、今なおトップを走り続ける羽生名人による
「思考を進化・深化させるために大切な3つのこと」
18歳での竜王位奪取、25歳での史上初の七冠達成以降も、
40歳になった現在、19年連続・王座をはじめ、永世六冠保持(全七冠中)など、
結果を出し続けている自在の棋士・羽生善治名人。
本書では、閉塞感の強い、先行きの不透明な時代を切り拓いていくためにも、
究極の「考える仕事」である将棋棋士として、20年以上トップを
走り続けて培った、3つの秘訣を明かす。
羽生名人は、思考を進化・深化させるためにも、
1ツキと運にとらわれない最善手の決め方、
2プレッシャーとの付き合い方、
3ミスへの対応の仕方、
が大切だと語る。
早くから「天才」と言われた羽生名人だが、円熟期を迎えたからこそ感じる、
単なる勝負一辺倒の結果論ではなく、周囲との調和も視野に入れた、
「1人ひとりの持つ可能性は想像以上に大きい」というメッセージが根底にある
◇仕事、日常生活で名人の思考プロセスを活かす
本書のコンセプトは、羽生名人の思考プロセスを平易な言葉でつづられ、
だれにでも再現できるところにある。
「次の一手の決断プロセス」「不調の見分け方」「ミスをしたときの五つの対処法」
「無謀でない、リスクの取り方」をはじめとする勝負で大切なことから、
「最高のパフォーマンスを発揮するために」「集中するために」
「才能とモチベーション」「成功とは何か?」など日常でどういう風にすごしたらよいか、
などたくさんのヒントが詰まっている。

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