Saturday, December 24, 2011

ピース

以下の本を読んだ.

ピース (中公文庫)
樋口 有介
  • 文庫: 331ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2009/02)
  • ISBN-10: 4122051207
  • ISBN-13: 978-4122051201
  • 発売日: 2009/02
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.8 cm
連続バラバラ殺人事件に翻弄される警察。
犯行現場の田舎町に「平和」な日々は戻るのか。
いくつかの「断片」から浮かび上がる犯人とは。
「ピース」が解明されたとき、すべてが繋がった……。
埼玉県北西部の田舎町。元警察官のマスターと寡黙な青年が切り盛りする
スナック「ラザロ」の周辺で、ひと月に二度もバラバラ殺人事件が発生した。
被害者は歯科医とラザロの女性ピアニストだと判明するが、捜査は難航し、
三人目の犠牲者が。
県警ベテラン刑事は被害者の右手にある特徴を発見するが…。
...とのこと.

ずっと興味は持っていたが,やっと読んだ.
# なぜか品切れ状態が続いていたので.

文庫の表紙はピースサインの絵となっており,本を読み終えると
違った意味が見えてくる,とのことだった.
# しかしながら,そんなに驚かされるものではなかったかな.
登場人物は,多彩で,結構作り込まれている.
謎の多い主人公,それを引き取ったマスター,記者,写真家,常連の客,
山奥のじいさん,女子大生,ピアニスト,中年フリーター,などなど.
# 本当に全員必要か.
死亡した犯人の裏にいる本当の真犯人に,こんなことをする必然性が
あったか.
主人公とおぼしき青年は結局なんだったのか.
などなど,多数疑問が残り,後読感ももうひとつ.
# こういうものかな...
# それでも,映像化されると,面白いかも.

本屋の推薦はあてにならないな.
自分の感性で選択しよう.

No comments: