ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件
七尾 与史
- 単行本: 308ページ
- 出版社: 幻冬舎 (2011/8/4)
- ISBN-10: 4344020324
- ISBN-13: 978-4344020320
- 発売日: 2011/8/4
- 商品の寸法: 18.8 x 13 x 2.6 cm
残虐な連続放火殺人事件が起こる。
被害者は、元ヤクザ、詐欺師、OL、主婦、歯科医など様々で、
何の手がかりもない。
それなのに、県警からやってきた高慢ちきな美人刑事・黒井マヤは、
殺人現場で「死体に萌える」ばかりで、やる気ゼロ。
相棒の代官山脩介は、そんなマヤに振り回されながらも、
被害者の間で受け渡される「悪意のバトン」の存在に気づくが―。
...とのこと.
なんとなく,読んでみた.
# 謎解きはディナーのあとで,に通じるものを感じ?
カルトマニアの美人刑事に相棒が振り回される話.
美人刑事は,警察幹部の一人娘であり,推理能力も優れており,
刑事としての素質は十分.
しかしながら,彼女の興味は,死体にのみあり,捜査への
協力姿勢は感じられない.
これを相棒の新米刑事が追っていく.
美人刑事の設定は陳腐.
# ドS刑事の由来ではあるが,そんなに効果的ではないな.
事件は,「風が吹けば桶屋が儲かる」式な展開を見せる.
途中,悪意のバトンに気づくものの,どこに行き着くかは
最後まで不明.
しかしながら,主人公の女刑事は,早い段階からこの結末を
推理していた.
# そんなことがありえるか?
悪意のバトンが最後に渡ったところで,無事,犯人が
逮捕される.
しかしながら,真の犯人は,別のところにおり,これを
女刑事が明らかにする.
# 結局,当事者に戻っている.
# このことは,日記に記されていなかったのかな.
# ストーリー展開もいうほどのことはないな.
最後には,女刑事のツンデレが炸裂.
途中,アニメオタクの上司なども登場.
# これもいまいち効果的ではないな.
もう一息かな.
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