- 単行本: 350ページ
- 出版社: 日本経済新聞出版社 (2012/9/15)
- ISBN-10: 453217113X
- ISBN-13: 978-4532171131
- 発売日: 2012/9/15
- 商品パッケージの寸法: 19.2 x 13.8 x 3.2 cm
第148回直木賞受賞! 都に出て天下一の絵師になる――武家から養家に出された能登の絵仏師・長谷川信春の強い想いが、戦国の世にあって次々と悲劇を呼ぶ。身近な者の死、戦乱の殺戮……それでも真実を見るのが絵師。その焦熱の道はどこへ。 誰も見たことのない絵を―狩野派との暗闘、心の師・千利休の自刃、秀吉の世に台頭する長谷川派を次々と襲う悲劇。亡き者たちを背負い、おのれの画境に向かう。とこしえの真善美、等伯がたどりついた境地。 ...とのこと.
直木賞受賞作につき,読んでみた. 上下巻からなる力作. # 700ページあまりか. 武家から養子に出た絵師が大活躍. 戦国の世において,危険を冒して,京を目指す. 途中の敵や財政難なども乗り越え,絵師の道を歩む. 後半の狩野派との暗闘も見逃せない. 兄,夕姫との確執がありつつ,静子,清子を始め,周りの人の助けで松林図の境地に至る. 骨太な作品であった.
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