Sunday, September 01, 2013

死神の浮力

以下の本を読んだ.

死神の浮力
伊坂 幸太郎

  • 単行本: 436ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2013/7/30)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 416382300X
  • ISBN-13: 978-4163823003
  • 発売日: 2013/7/30
  • 商品パッケージの寸法: 19 x 13.2 x 2.8 cm

『死神の精度』で活躍した「千葉」が8年ぶりに帰ってきました! クールでちょっととぼけた死神を、今度は書き下ろし長編でお楽しみください。 ...とのこと.

伊坂氏の最新作につき,読んでみた. 死神「千葉」の続編. # 8年ぶりなのだな. 今回は,長編で登場. 千葉が,娘の敵討ちのために犯人を追う夫婦に同行する. # 当然7日間. 当然ながら正義のヒーローではなく,かといって,冷徹に徹するなどでもなく, 淡々と仕事を進める千葉. # 拷問されても,自転車を漕いでも. 相変わらずの会話が妙. # 血で血を洗う,目を丸く,武家諸法度,良心クローン,毒危険物取り扱い,浮力,などなど. 多少の伏線も存在. # 将来の映画監督のっぴきならない小木沼,二十年キャンペーン鰐,などなど 犯人の動機(素性),箕輪くんの事後処理,など,若干の消化不良(強すぎる期待?)もあるが, 当然ながら,おもしろい作品であった. # 香川のような死神には,担当してもらいたくないな.

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