Thursday, August 09, 2007

吉原手引草

以下の本を読んだ.

吉原手引草 (単行本)
松井今朝子(著)
  • 出版社: 幻冬舎 (2007/03)
  • ISBN-10: 434401295X
  • ISBN-13: 978-4344012950
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.2 cm
なぜ、吉原一の花魁葛城は、忽然と姿を消したのか? 
遣手、幇間、女衒ーー人々の口から語られる廓の表と裏。
やがて隠されていた真実が少しずつ明らかになっていく……。
吉原を鮮やかに浮かび上がらせた、時代小説のあらたな傑作!
...とのこと. 第137回直木賞受賞.

吉原のスター花魁の失踪をめぐるミステリー.
確かに,吉原の裏事情がよく調査されており,興味深い内容ではある.
江戸の 粋 がありありと感じられる.
真実が少しずつあきらかになっていく,とあるが,実際には,
最後の方で一気にあきらかになる.
# その前から,若干の伏線はあるが.
その内容も,まあ,ありきたりなものである.
吉原の調査も含め,努力賞といったところか.
著者の今後の作品に関しては...様子見.

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