Sunday, August 03, 2008

頭痛のタネは新入社員

以下の本を読んだ.

頭痛のタネは新入社員 (新潮新書 264) [新書]
前川 孝雄 (著)

  • 新書: 188ページ
  • 出版社: 新潮社 (2008/05)
  • ISBN-10: 4106102641
  • ISBN-13: 978-4106102646
  • 発売日: 2008/05
  • 商品の寸法: 17 x 11 x 1.2 cm
ネットと携帯を駆使してシューカツ戦線を勝ち抜き、第一志望の
会社に入った----のに、突如機能停止してしまう新入社員たち。
彼らはどういう"生き物" なのか? その生態と行動原理を徹底分析。
「送信しっぱなしコミュニケーション」、「大人免疫力の低下」、
「プラネタリウム型視点」......。
全国か ら聞こえる悲鳴と衝突の実例を挙げながら、それでも一緒に
働いていくために上司が仕掛けるべき12の技を伝授する。
...とのこと.

いまどきの大学生の実態も分かりそうなので,読んでみた.
# シューカツの相談にも乗れそうだし.
確かに,大学生の実態を見る限り,記述されているような理解不能な
新入社員がいることは,なんら不思議ではない.
バブルが崩壊し,IT革命が進み,ゆとり教育の中で育ってきた
学生が社会に出て行くわけなので,仕方がない.
私も,学生のときには,よく非常識といわれたものだが,その私から
見ても,今の学生には,非常識なのが多い.
# 昔の自分を棚に上げているだけか?

「シューカツ」と「就職活動」の違い,というのは参考になった.
なるほど,名前が異なるとおり,昔の就職活動とは違うものだと
とらえれば,少しは合点がいく.
# 会社に入れば,違いはないはずだが.
それにしても,就職氷河期に就職した私から見れば,いまの学生の
就職状況は恵まれているとしかいいようがない.
にも関わらず,すぐに辞めてしまう人も多いらしい.
辞める分には,本人の自由なので,自己責任で勝手に辞めてもらってよい.
しかしながら,日本経済に与える影響を考えると,やはり,どうにか
策を講じる必要があるのだろう.
やはり,学生時代,大学においても,基本的な指導が必要なのだろうか.

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