時が滲む朝 [単行本]
楊 逸 (著)
- 単行本: 150ページ
- 出版社: 文藝春秋 (2008/07)
- ISBN-10: 4163273603
- ISBN-13: 978-4163273600
- 発売日: 2008/07
- 商品の寸法: 19 x 12.8 x 2 cm
2人の中国人大学生の成長を通して、現代中国と日本を描ききった力作。
『ワンちゃん』に次ぐ期待の新鋭の第2作!
1988年夏、中国の名門大学に進学した2人の学生、梁浩遠(りょう・こうえん)と
謝志強(しゃ・しきょう)。様々な地方から入学した学生たちと出会うなかで、
2人は「愛国」「民主化」「アメリカ」などについて考え、天安門広場に行き着く――。
大学のキャンパスで浩遠と志強が出会った「我愛中国」とは。
同窓の友人たちとの議論や学生生活を通して、現代中国の実像を丹念に描きつつ、
中国人の心情が リアルに伝わってくる力作です。物語の後半では日本も登場し、
国境を越えるダイナミックな展開から目が離せません。
衝撃の前作『ワンちゃん』から半年、ス ケールアップした新鋭の最新作です。
...とのこと.
日本語を母語としない外国人著者による,初の芥川賞受賞作につき
読んでみた.
前作でもそうであったとおり,今作もかなり荒削りな内容となっている.
やはり,芥川賞と呼ぶには,...あまりにも未熟であると考えられる.
# 差別をするわけではないが,芥川賞を日本語の母語としない人に与えるのは
# 無理があるような気がする.
学生運動に参加し,日本に来た学生がメインの話となっているが,
このあたりの事情は,ふつうのドキュメンタリーとかを読んだほうがもっと
きちんと理解できるだろう.
小説として読むには,内容がつまらない.
# 表現も稚拙だし.
芥川賞を外国人がとったことにより,話題を集めているが,逆に,
外国人でなければ,受賞し得なかった作品といえると思う.
# 次回作は読まないだろう...
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