ロボットのおへそ (丸善ライブラリー)
稲邑 哲也,他
- 新書: 190ページ
- 出版社: 丸善 (2009/1/24)
- 言語 日本語
- ISBN-10: 4621053779
- ISBN-13: 978-4621053775
- 発売日: 2009/1/24
- 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.6 cm
瀬名氏が「ロボティクス界のホープ」と呼ぶ稲邑哲也准教授
(国立情 報学研究所)の研究紹介を通じて、今ロボット研究が
どこへ向かっているのかを解き明かします。
稲邑氏が目指すロボットのキーワードは「おへそ」。
おへそのついたロボットは、将来どこまで人間 と“ツーカーの仲”に
なれるのか──脳科学から進化論まで、知の 領域を横断しながら、
楽しく読めるロボットの最先端!
ロボットはどこまで人間になれるのか―おへそのついたロボットなら、
「ちょっとのどが渇いたから、いつものあれを取ってきて」
そんなリクエストにも臨機応変に応えてくれる。
ひととロボットの新しい関係を考える全6章。
...とのこと.
内容が気になったので,読んでみた.
ロボット工学自体というよりは,知能,ここでいう「おへそ」に
興味があり読んでみた.
初心者にも読みやすい内容になっている.
# 専門家には,ちょっと物足りないかな.
すべての状況を全部プログラムに盛り込むのは不可能であり,
自分で学習する必要がある.
社会的知能は,最初からできあがっているものではなく,人間同様,
徐々に学んでいく.
このように,現在の(広い意味での)ロボットに欠けているものを
本書では「おへそ」と定義している.
ネーミングセンスもよく,また,非常に考えが近いこともあり,
共感できる内容だった.
# 学生にも興味を持ってもらえる内容かな.