Sunday, October 18, 2009

新参者

以下の本を読んだ.

新参者
東野圭吾
  • 単行本: 348ページ
  • 出版社: 講談社 (2009/9/18)
  • ISBN-10: 4062157713
  • ISBN-13: 978-4062157711
  • 発売日: 2009/9/18
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 3 cm
立ちはだかるのは、人情という名の謎
日本橋の片隅で発見された四十代女性の絞殺死体。
「なぜ、あんなにいい人が」と周囲は声を重ねる。
着任したばかりの刑事・加賀恭一郎は、未知の土地を
歩き回る。

「この町のことを思い浮かべるだけで、忽ち様々な人間が
動きだした。
そのうちの一人を描こうとすると、そばにいる人々の姿も
描かざるをえなくなった。まる でドミノ倒しのように、
次々とドラマが繋がっていった。同時に謎も。
最後のドミノを倒した時の達成感は、作家として初めて
味わうものだった」――東野圭吾
...とのこと.

東野圭吾,最新作につき,読んでみた.
9つの短編からなるが,全体として,大きなストーリーと
なっている.
それぞれの章にオチがあり,それらが伏線となり,全体の
ストーリーとなっている.
# 保険外交員,人形焼き,食用ばさみ,子宝いぬ,銀行近くの
# 洋菓子屋,翻訳家の友,隠し子,50円玉指輪,会計士,
# 独楽,上杉刑事
犯人の大どんでん返しはないが,それぞれのつながりを
考えながら読み進むと非常に奥が深い.
場所が日本橋で,人情がテーマになっているらしい.
# いろいろ調べたことだろう.
最後に,上杉刑事と組んだ理由も明かされており,改めて,
加賀恭一郎の眼力に脱帽である.

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