Wednesday, January 05, 2011

小さいおうち

以下の本を読んだ.

小さいおうち
中島 京子
  • ハードカバー: 319ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2010/05)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4163292306
  • ISBN-13: 978-4163292304
  • 発売日: 2010/05
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.6 cm
赤い三角屋根の家で美しい奥様と過ごした女中奉公の日々を振り返るタキ。
そして60年以上の時を超えて、語られなかった想いは現代によみがえる。
...とのこと.

直木賞受賞作につき,読んでみた.
# ずいぶん前に買ったが,やっと読み終わった.

戦時中の出来事が書かれており,若干,理解が難しいところもある.
# その辺に詳しいと,もう少し楽しめるかな.

主人公による女中奉公時代のことが日記風に記されている.
これを甥の次男が読んでおり,ときおり,このコメントが入ってくると
いうスタイル.
最終的には,この甥の次男が日記で記された人物を捜し当て,
日記の内容と現実が繋がる仕組み.
主人公が抱えていた小さな秘密が明らかになり,物語は集結する.
# ヒント:読まれなかった手紙.
最後には,漫画家イタクラ・ショージの紙芝居からタイトルでもある
小さいおうちに繋がっている.
なかなかに凝った話だ.
# それなりに面白かったかな.

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