Sunday, January 23, 2011

外国語の壁は理系思考で壊す

以下の本を読んだ.

外国語の壁は理系思考で壊す (集英社新書)
杉本 大一郎
  • 新書: 208ページ
  • 出版社: 集英社 (2010/10/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087205622
  • ISBN-13: 978-4087205626
  • 発売日: 2010/10/15
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.6 cm
私たち日本人は英語の学習に膨大な時間と労力をかけているのに、
さっぱり使えるようにならないのはなぜだろう。
辞書の引き方が足りないのか、発音が悪いのか、記憶力が悪いのか…。
しかし日本語は、辞書を引くこともなくいつのまにか身についている。
ここは発想を変えて言語そのものの性格を科学的に理解することから始めよう。
大きな概念で言語をとらえ、その論理構成や造語法を知ることで
いつのまにか語彙は増え、使えるようになる。
日本を代表する宇宙物理学者が新しく提唱する理系のアプローチによる、
画期的な外国語の修得法。
...とのこと.

タイトルに惹かれて読んでみた.
確かに書かれていることは,至極まっとうである.
英語や日本語が自然言語である以上,そこには,自然に発生し,使用されている
という背景があり,これを無視して,完璧に言語を理解することは不可能である.
言語が,概念を伝える手段である以上,いかにして概念を伝えるか,に
専心するのは重要であろう.
自然発生的にできあがったことを考慮すれば,英語に限らず,たしかに
語彙は増えそうだ.
# それでも,やっぱり難しいな.
# もっと,根本的な問題がある気もするし...
発音よりも語彙と論理構成,翻訳しないで語順どおりに理解,個と全体,総体の
区別,動詞のアスペクト,などに注意して,使える英語を目指そう.

No comments: