「ワタクシハ」
羽田 圭介
- 単行本: 282ページ
- 出版社: 講談社 (2011/1/18)
- 言語 日本語
- ISBN-10: 4062167085
- ISBN-13: 978-4062167086
- 発売日: 2011/1/18
- 商品の寸法: 18.8 x 12.4 x 2.8 cm
高校生でメジャーデビューという経歴を持つ大学生ギタリスト・太郎。
過去の栄光を武器に始めた就職活動だったが、待っていたのは
圧倒的に残酷な己の現実で……
人生賭けたい夢がある。でも、内定は欲しい。
かつて、高校生でギタリストデビューを果たした山木太郎。
しかし栄光も束の間、バンドは解散。
すっかり燻り、大学三年の秋を迎えた太郎の周囲は
「シューカツ」に向けて慌しく動き出していた。
その“一発逆転システム”に魅せられ、就活戦線に身を投じる決意をする太郎。
「元有名人」枠で楽々内定を勝ち取れると思っていたのだが―。
就職氷河期「以下」の今に問いかける、書き下ろし最新長篇。
...とのこと.
タイトルに惹かれ,シューカツの参考になればと思い読んでみた.
高校生でバンドデビューを果たした主人公がシューカツをする物語.
特にシューカツの研究はしていないようだが,なぜか,非常に
物事を客観的にとらえることができる.
# バンドデビューによるものか.
このような人物であれば,バンドデビューとは関係なく,
内定をもらえるような気がする.
結果としては,名古屋近郊の中小企業に就職し,週末には,
東京でバンド活動をしている模様.
シューカツと夢の実現を両立している,ということか.
# いささか,中途半端な気がするが.
# と,いうか,最近の採用事情だと,このような中途半端さでは
# 通用しない気がする.
周りには,オモロー大阪,アナウンサー志望の恋人,モデルの林,
バンド仲間,などの他,シューカツ中の同期が多数登場
# ふだんぱっとしないが,自分なりに研究を進めて,早期に
# 内定を勝ち得た者とか.
小説としても面白みに欠け,また,シューカツ本としても
詳細さに欠ける.
# いずれにしても,役に立たないな.
なお,スタッズベルトは最終的にどうなったのか?
など,疑問が多数残る作品であった.
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