55歳からのハローライフ
村上 龍
- 単行本: 333ページ
- 出版社: 幻冬舎 (2012/12/5)
- 言語 日本語
- ISBN-10: 4344022866
- ISBN-13: 978-4344022867
- 発売日: 2012/12/5
- 商品の寸法: 19 x 12.8 x 2.8 cm
希望は、国ではなく、あなた自身の中で、芽吹きを待っている。 多くの人々が、将来への不安を抱えている。だが、不安から目をそむけず新たな道を探る人々がいる。婚活、再就職、家族の信頼の回復、友情と出会い、ペットへの愛、老いらくの恋…。さまざまな彩りに充ちた「再出発」の物語。最新長編小説。 人生でもっとも恐ろしいのは、後悔とともに生きることだ。「結婚相談所」 生きてさえいれば、またいつか、空を飛ぶ夢を見られるかも知れない。「空を飛ぶ夢をもう一度」 お前には、会社時代の力関係が染みついてるんだよ。「キャンピングカー」 夫婦だからだ。何十年いっしょに暮らしてると思ってるんだ。「ペットロス」 人を、運ぶ。人を、助けながら、運ぶ。何度も、何度も、そう繰り返した。「トラベルヘルパー」 ごく普通の人々に起こるごく普通な出来ことを、リアルな筆致で描き出した村上龍の新境地 ...とのこと.
村上氏の近著につき,読んでみた. タイトル通り,老齢にさしかかり,リタイア後の生活について書かれた本. これまでの著者の作風とはだいぶ異なる. # タイトルとしては,13歳からのハローワークにかけているものと思うが,特につながりはないらしい.ちょっと期待したが. 生活に追われ,現実的に再婚を考えたり,無職におびえながらも,友人を助けたり,退職後のことを考えたり,ペットの死を悼んだり,長距離トラックの仕事を引きずりながら老いらくの恋をしたり... # 実際,そんな人は結構いるのだろうな. やけにリアルなところが,また,怖い. 考えさせられる内容だ. # がんばって働こう.がんばれ日本.
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