伊坂 幸太郎,""終末のフール,"集英社(2006/03)
伊坂 幸太郎,最近の作品.
まずは,タイトルが妙.さすが伊坂 幸太郎.
地球滅亡まで8年と宣言されてから5年後の世界が舞台.
この5年の間に,暴動などの混乱はだいぶ沈静化され,小康状態を保っている.
残り3年をどのように過ごすかがメインテーマ.
基本的には,みんなそれぞれが好きなことをして生活している.
いってみれば,理想的な世界である.
ここで何をしているかに,人間の真価が問われるものと考えられる.
自殺を試みたり,サッカーをしたり,スーパーを開店したり,うどんを作ったり,これまでどおりキックボクシングのトレーニングにいそしんだり,櫓を建てたり...
自分がこのような環境に置かれた場合に,何をしているか?
今までどおり,研究を継続している...と,言えるように生きたい.
# 現実にはむずかしいなぁ...
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